3度目の緊急事態宣言が延長となりましたが、いまだ全国の感染者数は高止まりしています。
休業や時短営業だけでは感染者の減少は限界があり、ワクチン接種への期待が高まっています。
すでに、65歳以上の高齢者への接種が進んでいる地域もありますが若い世代の接種がいつごろになるのかが気になりますよね。
・高齢者の接種から一般の接種ができるようになるのはいつか
・現在の高齢者の接種状況はどうなのか
・そもそも、どうやって接種するのか
今回はこの3つについて調べてみました!
高齢者の接種が完了し、一般の接種が可能になるにはいつから?
政府の目標は7月末に高齢者の接種完了、8月から一般へ
5月10日、菅首相は「高齢者へのワクチン接種を加速させ、7月末までに高齢者の接種完了を目指す」と発表しました。
菅義偉首相は参院予算委員会で、10日本格化した高齢者向け新型コロナウイルスワクチン接種について「加速させ、国民の命と暮らしを守っていきたい」と述べ、7月末までの完了を目指して全力を挙げる考えを示しました。立憲民主党の蓮舫代表代行への答弁。https://t.co/GOTu8K81Mt
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 10, 2021
発表の報道後すぐは、「7月中の接種完了は困難」とする自治体が1/3ほどありましたが、5月12日には自治体の86%にあたる1490の自治体が7月末までに高齢者への接種が完了する見込みであることが伝えられました。
【高齢者接種 自治体85%が7月完了】https://t.co/MHTbdKbXK9
総務省などが公表した新型コロナワクチンの高齢者向け接種時期に関する調査結果によると、政府が目標としている7月末までに接種が完了すると回答した自治体は全国1741のうち1490だった。185の自治体は8月中、66の自治体は9月以降と回答。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 12, 2021
計画通りに接種が進めば、高齢者の接種は7月で完了し、8月から一般接種へ移行するとみられます。
しかし、8月以降も接種のスピードは変わらず年代別に接種をしていくとみられており20代〜30代の若い世代への接種は12月以降となる見込みです。
なお大阪市では、年齢層別にお知らせはがきを発送すると広報から情報発信されています。
【新型コロナウイルス感染症のワクチン接種】
本日から年齢層ごとに「予約開始日お知らせはがき」を発送します。5月17日9時から予約受付を開始しますが、当初は、予約が取りにくい状況が予想されます。希望される方は必ず接種できますので、焦らず落ち着いて予約してください。https://t.co/xqbnR8mw3b pic.twitter.com/FhdAjErboX— 大阪市広報 (@osakacity_koho) May 12, 2021
人口が少ない自治体では高齢者と同じタイミングで一般接種も
人口が少ない村など、一部の自治体ではすでに高齢者と同時に一般接種も行なっています。
これは、ワクチンが「箱」単位での輸送になるためで無駄にならないように同時に接種を進めるためです。
しかし、沖縄県のある自治体では当初は高齢者以外も希望者全員が接種対象としていたところ、実際は65歳以上の高齢者を優先して接種開始しているなどやはり現場で大きく運用が変わってくるところがあります。
高齢者の接種状況は?
5月11日時点での高齢者の接種人数は約48万人です。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/
高齢者は約3600万人、どうやって接種していくのか
行程表と課題:高齢者「7月完了」へワクチン1日100万回目標(日経)https://t.co/Mi24oETCcq
6月から毎日100万回の接種を続ければ、6月末には高齢者の5割、7月末には「全員の接種完了」が射程に入る。そんなシナリオだ。 pic.twitter.com/eHwIuz0CZt— 滝田洋一(日本経済新聞) (@yoichitakita) May 9, 2021
1日に100万回の接種を続けると7月末には高齢者の接種完了が可能になるシナリオですね。
ワクチンの供給も見込みができていますが、接種会場・予約体制・人員確保が課題となっています。
高齢者への新型コロナワクチンが本格化へ。5月10日からの2週間に1870万回分を配り、2回接種に必要な7200万回は6月末までに供給完了予定。ただ注射を打つ人材の不足は解消していません。https://t.co/Sg1ewMBD5y
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 9, 2021
1日100万回接種のために、東京都と大阪府では大規模接種会場が設置されます。
大規模接種会場は自衛隊が運営するということで接種のスピードが一気に加速しますね。
東京会場は大手町合同庁舎3号館
大阪会場は大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
にてそれぞれ大規模接種センターが設置され、2021年5月24日から接種が開始されます。
【ワクチン大規模接種センター:専用ページ開設】
防衛省・自衛隊は、高齢者を対象としたワクチン大規模接種センターを東京都及び大阪府に設置し、24日からワクチン接種を開始します。予約は17日から24時間体制で受け付けます。詳しくは防衛省HPをご確認下さい。https://t.co/X4urLrEgmW pic.twitter.com/W7Pmkt5ef1— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) May 12, 2021
予約は防衛省ホームページからまたはLINEでの予約のみとなります。
予約ページはこちら↓↓↓
https://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/2020/covid/center.html
20215/17追記
東京・大阪とそれぞれ予約受付が始まりました。
居住する地域により、予約受付開始と接種可能時期が異なりますので、下記にまとめました。
東京会場
①東京都23区
予約受付期間:5月17日(月)~5月23日(日)→ 接種実施期間:5月24日(月)~5月30日(日)
予約受付期間:5月24日(月)~5月30日(日)→ 接種実施期間:5月31日(月)~6月6日(日)
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
②東京都市町村部(23区を含む)
予約受付期間:5月24日(月)~5月30日(日)→ 接種実施期間:5月31日(月)~6月6日(日)
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
③東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
大阪会場
①大阪市
予約受付期間:5月17日(月)~5月23日(日)→ 接種実施期間:5月24日(月)~5月30日(日)
予約受付期間:5月24日(月)~5月30日(日)→ 接種実施期間:5月31日(月)~6月6日(日)
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
②大阪府(大阪市を含む)
予約受付期間:5月24日(月)~5月30日(日)→ 接種実施期間:5月31日(月)~6月6日(日)
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
③大阪府、京都府、兵庫県
予約受付期間:5月31日(月)~6月6日(日)→ 接種実施期間:6月7日(月)~6月13日(日)
各期の予約は「接種開始前の1週間のみ」受付とのことなので予約時には注意が必要です。
そもそもどうやって接種するの?
接種券は自治体から送られてきます
ワクチンはこのような流れで接種することになります。
- 「接種券(クーポン券)」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届く
- コロナワクチンナビの「接種会場を探す」ページから接種会場を探す
- 電話またはインターネットで予約する
- 接種を受ける(1回目)
- 2回目も1回目と同じ流れで予約→接種する
「予約が取れない」と毎日のニュースで耳にしますよね。
どうやって接種するのかすらわからない方も多いと思います。
接種できる期間の前には必ず自治体からお知らせが届きますのでそれまでは気長に待つしかありません。
詐欺にご注意
自治体からのお知らせが届いていない場合、「早く接種したい」と焦る方もいるかと思います。
そんな気持ちにつけ込む詐欺も出てきており、注意が必要です。
自分の住んでいる地域の接種券(クーポン券)がどのようなものか、あらかじめホームページなどで確認しておくと安心ですね。
【「優先接種」ワクチン詐欺注意】https://t.co/DjdVRSi6Xe
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、自分や家族がいつ打てるのかという不安につけこむ「詐欺」が増えている。長野県警は被害発生を防ごうと、県内各地のワクチン集団接種会場などで特殊詐欺対策の啓発活動を行っている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 11, 2021
最後に
ワクチン接種が1日でも早く進んで、みんなが安心して暮らせる日々が取り戻せるように期待するばかりです。
一般接種の状況がわかれば、また情報を更新していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。